中田地区コミュニティ協議会
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越中国守大伴家持が、万葉植物である葦附苔を採る乙女を「雄神川くれない匂う乙女らし葦附とると瀬に立たすらし」と詠んだ情景を、乾誠一郎が掛け軸に描いたもの。
弓の清水は、高岡市常国にある平安時代の史跡で、 源義仲が弓で地面を突いたところから清水が湧き出たといわれる。また、弓を射ったところから清水が湧いたとする伝承との説がある。
「あかあかと 日は難面(つれなく)も 秋の風」翁(芭蕉)
この句碑は、前田十四代梅室と句友であった高桑浦草が安政四年(一八五七年)万年寺で芭蕉を偲ぶ会を開いた記念に建立されたもの。かかる名句が中田町にあり、句会が盛んに行われていた江戸時代の町の文化レベルの高かったことを証するものである。
葦附は藍藻類ネンジュモ科の植物で、清水の石の表面や葦の根に付いて生息する天然記念物である。中田は庄川の扇状地の恵まれた清流環境よって育まれ、万葉植物である葦附苔は「万葉のふるさと高岡」にとってかけがえのない至宝であり、その保存に努めている。中田いきものの里公園に建立されている。
高岡市上麻生地内の中田橋を渡り切った庄川右岸に、「雄神川くれない匂う乙女らし葦附とると瀬に立たすらし」と、越中の国守大伴家持の歌に詠まれている。中田いきものの里公園に建立されている。